2019年秋の岸釣りでアイナメやソイ類が不調だった個人的推論

雑記

現在は2020年1月ですが、昨年秋から続くアイナメやソイ類が釣れない状況は続いています。餌でも釣れないので、結論でいうと釣り場の個体数が減少している、と考えています。正確にいえば、岸釣りで釣る射程内の魚の個体数が少ない、となります。船では釣れていた、との話もありますが、苦戦した船も多いとの風の噂も聞いているので、船も難しい状況だったようです。

ここでは釣りをするうちに自分で感じた事から、この状況に何故なったのか?を個人的推論として書いておきます。まあ正確な答えは後から結果論で推測する事になるでしょう。

何故2019年秋シーズンはこんな不調になったのか?

自分が思う2019年にあった出来事として、これが原因の一つではないか?と思うのは

  • 10月の台風と前線による2度の大雨
  • 海水温が産卵シーズンに例年より下がらなかった

というのがあります。次の個々の原因が何を引き起こしたか?を推論で書いておきます

10月の台風と前線による2度の大雨

まず10月に起きた大雨被害の余波がこの状況を引き起こした原因の一つ、と考えています。この大雨は各所で川の氾濫とそれにより人的、物的被害をもたらしました。海には大量の泥が流出し、場所によっては11月になっても濁りが残っていた事も確認しています。

その泥が浅場の環境を一変させたのが原因の一つ、とは考えています。具体的にはアイナメやソイの餌である甲殻類が泥が入った場所では例年に比べて極度に少ない、と感じています。底物の甲殻類は浮遊性の甲殻類と違って大幅な移動ができず、泥によりダメージを受けたり流されたりした、と推測しています。

今まで魚の口内にたまに入っていた小型甲殻類は、昨年秋以降は殆ど見ていません。

次に泥濁りの影響で10月頃からちらほらと見える海藻類が生えなかった、とも考えています。これは後から書く海水温の高さや水質も絡んでくるとは思いますが、水深5m以深に例年生える海藻が何処を回っても極少量、または無い状態です。泥濁りは水中への日光の侵入を防ぎ、光合成ができずに結果海藻は生えれなかった、と推測しています。

海藻は小型生物の溜まり場であり、その生き物を狙って捕食者も海藻周辺に寄ってきますが、それが無いので水深5m以浅に魚も寄りにくい、となります。

海水温が例年より高温な事(現在進行形)

2020年1月17日時点では、沖の海水温は10~11℃程度で推移している状態のようです。例年は年末には10℃を切り始めてもおかしくなく、現状の水温変化は約2週間ほどの遅れ、と認識しています。

秋はアイナメの産卵期ですが、アイナメの産卵適正水温は14~16℃程度が適正で、12℃を切ると不適と言われています(所説あり)。そして産卵する水深1~10m以深で幅が広く、適正水温の水深で行われている、と言われています。

水深5m以浅は外気や淡水の影響を受けやすく水温が沖の海水より下がりやすいのですが、そうなると11~12月頃に沖は水温16℃、水深5m以浅は水温12℃以下、という状況が起こります。となるとアイナメは水深5m以浅の場所には産卵行動では入らず、岸から届かない水深で産卵行動を行う、という流れが起こります。そうなると、産卵シーズンでも魚が岸に寄らず中々釣れない状況となります。

この状況は昨年が初めてではなく、その前の2017年か2018年、どちらかでも起こっていた状況で、その年も産卵パターンのアイナメ狙いは不調に終わっています。

また高水温では水温低下して生え始める海藻の育ちが悪くなりやすく、これも捕食を理由に浅場に魚が入る理由を無くしている原因、と推測しています。これは大雨の所で上で書いた通りで、この事にも水温は複合要員の一つとして関わっているでしょう。

あとがき

推論ですが、現状の状況が何故起きたか?を書いて残します。これが当たっているのか?は夏頃に著名な人の記事や他の人のブログから複合的に判断してみましょう。

これからの釣りの予定ですが、時間や潮位で局所的に釣れる魚を探す、事が主になる予定です。居付きの魚が少ない以上、その少ない魚がやる気を出すタイミングや回遊個体がきそうなタイミングで魚を出す、という感じとなりそうです。

正直、この考えは魚キャッチ率は落ちるので、願うは1月後半に釣り場状況が好転してくれる事ですね

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