また雑記です。釣りに行ける日と天候があわないのは仕方ありません。
SNSやYoutubeを見てると、ソルトルアーでワームのノーシンカーリグを使って根魚の釣果を出している人がいます。自分も冬場中心にノーシンカーリグを使用して魚を取っています。2シーズンノーシンカーリグをアイナメとクロソイに使ってみて、感じた事をまとめておきたいと思います。
ワームのノーシンカーとは
名前の通り、シンカー(重り)を付けないでワームやフックの自重のみで釣るリグです。ノーシンカーリグが一番使われてるのはブラックバスです。
海に関しては、90年後半にゲーリーのヤマセンコー(当時はセンコー)が出てから、局所的に使われるようになったと記憶しています。現在に関しても、自分は冬場の局所的使用に留まっています。
どんな状況でワームのノーシンカーリグは使えるのか
海に関していえば、まず風が無い、もしくは微風である事です。ノーシンカーリグは風に弱く、フロロなど比重の重いメインラインを使っても、風があると着底を感じにくくなります。
次に自分が使う水深は3mぐらいまでです。無風なら細いラインを使用して水深5mより深く落とせますが、テンポが悪くなりがちです。
上記の条件がそろいつつ
魚の反応がジグヘッドやテキサスリグで出せない時
シンカー付きのリグで着底させると根掛かりをする時
にノーシンカーリグの投入となります。
自分がノーシンカーで魚を釣った事のあるワーム銘柄
自分がノーシンカーで多投するのは、ゲーリーのヤマセンコー3インチです。ノーマルのほかファットもありますがファットの方が飛距離が出るので好みです。フックは1~2番ぐらいのを付けています。
あと同じくゲーリーのファットイカでも釣った事はあります。ワームボディの太さから堤防だとアイナメよりクロソイ向きです。フック4/0前後にスカート部を頭の方に付ける逆付けで使っています。
ノーシンカーリグを使うタックル
自分はスピニングタックルのLクラス(ルアー重量1/16oz~3/8oz表記)を使っています。ファットイカ専用にはMLクラス(1/8~1/2oz表記)の方が良い気はしていますが、ヤマセンコー3インチを使う事、時期的に吸い込みの弱い個体が多い事からLクラスにしています。
ラインはPEの06号にフロロリーダー8ポンドを使っています。高比重PEも使いましたが強度と糸鳴りで比重1程度のPEになりました。
ノーシンカーリグの自分の使い方
自分の使い方は単純で、キャスト後は着底させて底のズル引きとポーズ、です。ズル引きの注意としては、ノーシンカーリグは浮き上がりが大きいので、底を引いているイメージでも実際は浮いている事があります。ノーシンカーリグを使う時は大抵魚が渋い時なので、底から浮きすぎると良くない事が多いです。
根掛かりが多い場所での使用ではズル引きだと根がかるので、リフト&フォールで底から浮かします。底取りは根掛かり回避のため、リフト&フォール時には毎回は取りません。底からワームが離れ過ぎたか?と思ったら底を取ります。
渋い時のズル引きではヤマセンコー、クロソイ狙い&根掛かり回避のリフト&フォール時にはファットイカを投入している事は多いです。
使ってみて感じたノーシンカー使用のデメリット
まず釣りのテンポが遅いので、広い範囲を探れません。海の場合、淡水より広く深く魚を探していかなければいけません。初めからノーシンカーでは魚が見つかる前に、時間切れになる事が多いです。ある程度魚の居場所を検討つけて使うリグです。
そしてフグをはじめ本命以外の魚による邪魔も多く入ります。特にフグはシンカー付きのワームでも再起不能にまで齧っていく事が多く、ノーシンカーのワームは見つかれば高確率でボロボロにされます。自分が冬にノーシンカーリグを使うのはフグが少ないから、というのがあります。
万能ではないが、釣果を上げるのには必要なノーシンカーリグ
使いどころは限られますが、ノーシンカーリグはアイナメやクロソイには効果がある釣り方です。ノーシンカーリグが今使われてる理由は、今までの方法では年々魚が釣れなくなってきているからでしょう。
場荒れもあるとは思いますが、ここ3年は水温の上昇などの環境の変化が大きくなっています。その中でも魚を出すために、釣り人やメーカーは色々と手を考えています。
その中の一手としてノーシンカーリグは覚えておいて損はない、と思っています。
ノーシンカーが使える場所については別記事にしました