ガルプやアクアなど生分解ワーム素材のメリット デメリット

サンドワームとパワーイソメ 釣り道具

前に書いたアイナメ向きのワームの所の生分解ワームの掘り下げです。

ここ10年ほどで生分解素材のワームは一般的な物になりました。生分解素材は自然の中に放置された時、通常のプラ素材とは違い自然に帰ります。その素材はバークレイだとガルプ、エコギアだとアクア、の冠名を付けて売られています。ガルプとアクア、この二つも違いはあるのですが、ここでは生分解素材、とまとめて話をします。

生分解素材ワーム(主にガルプとアクア)のメリット

ガルプとアクア
ガルプとアクア どちらも優秀

主なメリットとしては

  • 当たりが出しやすい
  • 魚が加えた後、離しずらい
  • 今までルアーターゲットになりにくい魚種も釣れる

などがあります

当たりが出しやすい

同じ場所で軟質プラスティック素材と交互に使ってみると、生分解素材の方に当たりが出る事は多いです。特に水温が低い時期はその傾向を実釣していると強く感じます。

餌釣りでは匂いが強いと言われる岩ゴカイを使いアイナメを釣る事がありますが、通常の素材より匂いや味が強いこの生分解素材には岩ゴカイと同様の効果がある、と理解しています。

魚が加えた後、離しずらい

生分解ワームの匂いと味は魚が加えた後にも効果を発揮しています。魚の活性が低くなるとワームを加えた後すぐに離す、あまり奥まで加えずフッキングをしない、といった事が起こります。この現象を生分解ワームは減らす事ができます。

これも何らかの原因で食いが浅い時に素材の差を実感しています。

今までのルアーターゲットになりにくい魚種も釣れる

いままではルアーで狙っても成立しにくかった魚種もこの素材のせいで釣りやすくなりました。具体的にはハゼやイシモチを自分は釣っています。従来の素材ではたまに釣れてくる程度だったのが、この素材では狙って当たりを出せるようになりました。

イシモチ
イシモチも問題なし

生分解素材ワーム(主にガルプとアクア)のデメリット

生分解素材のデメリットは

  • 主にフグによる食害を受けやすい
  • 扱いが面倒
  • 単価の高さ

などがあります。

主にフグによる食害を受けやすい

素材が柔らかく味や匂いもあるので、フグが寄ってきてワームをかみ砕くという事態が多々起こります。特に高水温時期は場所が悪いと一投もワームが持たずにかみ砕かれてしまいます。

プラ素材もフグの影響を受けますが、逆に味も匂いもない種類を使うことで害をいくらか減らす事ができます。

扱いが面倒

自分が思うこれがその素材一番の問題点です。扱い方がプラ素材に比べて面倒です。

まず釣り場でセットして常温で置いておくと素材が乾燥して硬くなります。そして一度使用したら分解が始まるため、未使用の物と一緒に保存できません。使用済み用の入れ物を準備してそこに入れる事になります。

専用容器と補充汁
専用容器や補充汁も出されるほど手間がかかる

また触った指が保存液でベタベタになります。ガルプの保存液には独特の臭いがあり、竿やリールはもちろん、スマホや車のハンドルにつくと大変臭くになります。

単価の高さ

単価が高めで一個100円前後です。プラ素材のワームは50~70円が相場です。なので根魚やフグのいる所で使用すると、あっという間にワンコイン無くなる、という事になります。ロストする事は仕方のないのですが、俗にいうコスパは悪いです。

あとがき

ガルプやアクア素材のメリット、デメリットを書きました。この素材が出たことで非常に魚は釣りやすくなったと感じています。

ただし、最近はガルプやアクア素材を嫌っている個体が居る、との噂もあります。この噂の真偽は不明です。確かに自分もガルプやアクアを使った後にプラ製ワームを投げて当たりを出した経験は多々あります。それは魚の気分がガルプよりプラ製だった、という事実ではありますが、嫌っている、とまではまだ確証がありません。

この辺も今後の魚の反応を見ながらの判断となるでしょう。

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