魚の回遊個体を釣る時の考え方

夕暮れ 雑記

根魚の回遊個体の存在は少し前にはわかっていたのですが、釣る事は数年前の自分には難しかったです。でも3シーズンほど狙ってみると、率はまだまだながら回遊個体を取れるようになったので、その考え方を書きます。

どのくらい回遊するのか?はこちら

なお他の魚種でもこの考え方は基本になります。

回遊性の根魚の釣り方

回遊性の根魚の釣り方ですが、シーバスやフラットを釣る人はその感覚がそのまま使えます。根魚専門の人は考え方の違いを修正する事が必要です。

魚の回遊する意味 そして考え方

根魚釣りは基本的にデリバリーで、魚の自宅までルアーを届けるイメージで釣りをしている人は多いです。

でも回遊個体は自宅から出ている個体です。それは何故か?と考えると、ひとつは食事のため、もうひとつは環境が合わなくなったため、と考えられます。今回、関係するのは前者の方です。

自宅から食事のため外へ来た魚は、食事の後に自宅へ戻ります。その場合、魚を掛ける場所としては、食事場所か、途中の通り道で掛けるか、の2つが考えられます。

回遊個体が単発で掛かる場合、食事場ではなくその途中の通り道で掛けている場合が多いです。通りすがりの魚なので、単発で出た後は次の魚が来るまで時間が空く事になります。

それに対し魚の食事場で魚を掛けた場合、それなりに数が出ます。魚が食事目的でその場所に留まっているからです。そして食事時間が終わると、魚はそこから去っていきます。

魚が餌を吐いたなら、大まかな場所は合っている可能性はある

魚の食事場所を推測し、食事時間帯に仕掛けを投げ入れる

魚の食事場はどこなのか?ですが、餌と流れで場所が形成されます。

毎日、餌と流れが違うので、昨日形成された場所に次の日は形成されない事は普通にあります。

魚の餌が何なのか

それを捕食するためにはどの場所が効率がいいのか?

いつの時間帯が飯時なのか?

を釣り場や時期で推測して、実際釣りをしデータを集めて魚を探す事になります。

初見の釣り場だと回遊個体狙いはデータが無くギャンブルですし、しばらく通ってない釣り場での回遊個体狙いもギャンブルです。

釣り場に通い、情報を集め、ここぞという場所と時間帯で魚を釣る、回遊個体狙いはこういう釣り方です。

ベイト 
餌の種類は多種多様

回遊個体に会うための事前データ集め

回遊個体を狙って釣るには、事前にどこら辺をいつ通るのか?を知らないといけません。自分で調べてもいいですが、場所が広すぎる事が多いので仲間内でデータを分け合うのが一番早いと思います。

サーフでシーバスやフラットをする人は、どこのサーフでいつ釣れた情報を仲間で共有して、一番可能性のある場所に入ります。サーフは魚が留まる場所というより魚が一時的に食事のために回遊する場所な事が多いからです。

一人で調べる場合は、前年までに魚が釣れた場所から、地形や時期を選んで現地調査、という事になります。

夕暮れ
地形の変わりにくい港の方が前年までのデータを使える事は多い

あとがき

回遊個体狙いについて書いてみました。魚種問わず回遊個体狙いは、データからの推測して狙い撃ちが基本です。

データが無い回遊個体狙いは、バス停かどうかわからない場所で来るかわからないバスを待つようなものです。たまたま通ったバスには拾ってはもらえますが、安定してバスには乗れません。

バス停の場所、時刻表というデータがあって初めて計画的にバスに乗れるのです。

同じように回遊個体を釣るには、いつ来るのか、場所はどこなのか?を自分で通ったり、仲間に教えてもらって計画性をもって釣りをします。

初めは上手くいかないと思いますが、何シーズンか経験を積み、読めるようになるとまた違った釣りの景色が見えるでしょう。

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